【モダン】丑年らしいデッキを組みたいよね【ミノストーム】

今回は寄稿記事。フォロワーのゾンマスくんから頂きました。ありがとうございますん。



1.はじめに
2.デッキリスト
3.動きの紹介
4.サイドボードカード候補
5.終わりに
-はじめに-
新年あけましておめでとうございます(遅い)。
今年の干支は丑。
マジックで丑っぽい種族というと様々ですが、直近のスタンダードで訪問した次元の丑といえば、そう、ミノタウルスです。

ファンタジー系のゲームだとミノタウロス表記が多い(私見)ですが、マジックの丑人間は「ミノタウルス」表記なので注意してください。

そんな種族にフィーチャーした呪文が再訪したテーロスにて登場していたのは、世のティミー、ジョニー諸兄であれば当然ご存知でしょう。

赤トリプルシンボルを含む8マナのソーサリー、《死呻きの鬨の声》です。

唱えるとデッキ内から名称の異なるミノタウルスを最大の種類戦場へと出すこの呪文は、その挙動と重さからマジックの歴史に名を刻む名カード《ドラゴンストーム》になぞらえて「ミノストーム」と呼ばれたとか呼ばれないとか。

この記事では《死呻きの鬨の声》に焦点を当てた、ミノタウルスデッキを僕の大好きなモダンフォーマットで組んでみたいと思います。

-デッキリスト-

・クリーチャー
怒血のシャーマン 1
戦慄衆の勇者、ネヘブ 2
モーギスの狂信者 1
アクームの戦士/アクームの歯 2
クラグマの戦呼び 2
アクームの怒り、モラウグ 2
さまよう怪物、イダーロ 4
・呪文
削剥 2
浄化の野火 4
地操術士の計略 4
焼けつく双陽 2
アイレンクラッグの妙技 4
死呻きの鬨の声 4
反逆の先導者、チャンドラ 3
槌のコス 2
・土地
山 13
大瀑布 4
ダークスティールの城塞 4

-動き方-
デッキの目指す方向性としては「《死呻きの鬨の声》をぶっぱなして勝つ!」に集約されます。デッキの分類としては高マナ域の呪文で戦うビッグレッドのコンボ寄りな亜種とでも言えばいいですかね。
《死呻きの鬨の声》を無事唱えることができたら《クラグマの戦呼び》《怒血のシャーマン》を含むミノタウルス4種類(大抵モラウグ+ネヘブorモーギスの狂信者)を戦場に出せば、速攻とトランプルを持った筋肉で相手のライフは削り切れます。
早期決着を狙うため、《アイレンクラッグの妙技》を採用するところまでは、最近のカードプールを見ていれば誰でも思いつけます。

このデッキでは《死呻きの鬨の声》以外にも妙技から出たマナのつぎ込み先として《さまよう怪物、イダーロ》を採用しています。
8/8速攻トランプルは3回殴ればライフを消し飛ばせるためフィニッシャーとして十分な性能をしていますし、自身にサイクリングがついているためコンボパーツを探すためのカードとしてもカウントできます。

《アイレンクラッグの妙技》は4枚しか入っていないため、《死呻きの鬨の声》と一緒に手札に来ることばかりではありません。
そこで、このデッキではマナ加速要員として、プレインズウォーカーとランパンパッケージ(後述)の2種類を採用しています。
まずは分かりやすいプレインズウォーカーから。

2番目のプラス能力でマナの一時的加速を行えつつ、場に定着してしまえば勝ちまで直結するため相手から脅威と思われてくれる《反逆の先導者、チャンドラ》。

プラスで山を4/4にして殴りにいけ対プレインズウォーカー性能が高く、小マイナスで山の数だけ一時的なマナ加速を行う《槌のコス》。

この2種類計5枚で《死呻きの鬨の声》を唱える準備をしつつ、時間稼ぎを行っていきます。
定着すれば爆発的にマナ加速をしてくれるプレインズウォーカーとは別に、純粋に土地を並べてマナを出すためのカードとして《浄化の野火》《地操術士の計略》の2種8枚をランパンパッケージとして採用しています。

これらのスペルを自分の《ダークスティールの城塞》《大瀑布》の破壊不能を持つ土地に向けて打つと、デッキから山を持ってきつつ1枚ドローのおまけがつく破格の土地加速呪文として機能します。

マナの準備をしつつコンボパーツを探し出し、相手に向けて打てば色事故を誘いテンポダウンと痒い所に手が届く、そんな呪文でこのデッキとよく嚙み合っています。
1~2マナの生物を並べて一気に勝負を決めに来る前のめりなデッキは苦手なので《削剝》《焼けつく双陽》で対象して、こちらのゲームレンジに持ち込みましょう。

-サイドボードカード候補-
このデッキはモダンのトップTierを目指すデッキではなく、サイドボードはふんわりとしか用意していないため、候補を挙げるにとどめさせていただきます。
毒にも薬にもならない内容なため、読み飛ばしていただいても結構です。
赤単色デッキなので定番の《血染めの月》や、ウィニー系に弱いのは明らかなため《紅蓮地獄》なんかはサイドに用意しておきたいところ。
大振りなデッキでカウンターに弱く、序盤の相手のプレインズウォーカーへの対抗手段も皆無なため、《丸焼き》や《目覚めた猛火、チャンドラ》もサイドカードとして優秀ですね。
自分より早いコンボやハンデスにも弱いため《虚空の力線》《神聖な力線》をサイドに忍ばせておくのも、メタゲーム次第では有効ですね。

-終わりに-
《死呻きの鬨の声》を使いたいとテーロス再訪から思い続け、ゼンティカー再訪にて強力なミノタウルスとランパン亜種の《浄化の野火》を手に入れたことで、このデッキは産声を上げることができました。
カジュアル色が濃いファンデッキではあるものの、妨害の薄いデッキ相手であれば勝鬨を上げることはそう珍しいものでもない程度には戦える強さを持っているデッキで、使っていてなかなか楽しいです。
なにより、高額カードが一切入っていないため、デッキパワーと比較して相当安く組むことができるため、他人にオススメしやすいデッキとなっています。
※参考までに、某讃美歌店でメインデッキを全て購入しようとすると1/31現在、税込み¥10,780でした(送料、基本土地代除く)。
丑年らしくマジックを楽しみたいティミー、ジョニー諸兄、この記事を参考に組んでみてください。
-おまけ-
リスト化してみたところでカードのほとんどがパイオニアの範囲内に収まることに気が付いたので、《突沸の器》辺りと入れ替えればパイオニアでもミノストームが組めますね。
フライデーナイトマジックくらいのカジュアルであれば、3-0を狙えるかもしれません。

寄稿記事は以上になります。
超ボリュームの記事を頂いてしまいました。

ランパンパッケージは赤茶系のデッキで有れば色んなことできそうです。
アリーナでも再現できるしやってみようかしら。


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