【EDH】運命の神、クローティス

今回趣向を変えて、僕とよくEDHを遊んでくださる方のデッキ紹介。

普段の僕の記事に比べてもわかる通り、超ボリューム。とてもよく練られたデッキ&記事に感謝を。

以下原文そのまま掲載します。

(安らかなる眠り入れなきゃ....)



-目次-

1.はじめに

2.デッキリスト

3.デッキの評価

4.運用方法について

5.特筆したいカード

6.最後に



1.はじめに

こんにちは。

TCGの中でカードを使用する際にコストを要求されることはよくあります。

しかし、そのコスト(MTGのコストの基本はマナ)を捻出するためだけのカード「土地」があるのはMTGの醍醐味であると筆者は感じております。

土地(マナ)を増やせばやれる事が増えて、極端な例ですが土地がなければ何もできません。

Noマナ、Noマジックという言葉がある位、重要である、というわけです。

そんな土地にもマナ能力以外の強力な能力を持つ土地が年々増えております。

クリーチャー・トークンを生成するもの、能力を付与するもの、果ては特殊勝利するもの…

そんな中で自身がよく使っていた土地カードをEDHでも使用したいと思い、このデッキに至りました。

皆さんはヴァラクートを使ったことがありますか?

そうですか。

皆さんは死者の原野を使ったことがありますか?

そうですか、そうですか。

風景の変容や原始のタイタンから大量ダメージを飛ばしたり、大量の2/2ゾンビを出してくる強いカードですよね。

ならば!EDHでも強かろう!

初期ライフが40で3人倒すには120点必要だからヴァラクートでは力不足とか関係ない!

2/2ゾンビバニラ?そうだよ!3人もいるならどこか空いてるでしょう!殴れ!!

「基本土地カード以外のすべてのカードは、1つのデッキに1枚までしか入れることができない」という構築ルールの下、「山を仕込む事」と「異なる名前の土地カードを仕込む事」が容易なのでカードが作れって言ってるんですよ!!

お医者さんから虹色のお薬を処方される前に、まずはリストをご覧ください。



2.デッキリスト

先頭の数字はマナコスト

土地の場合は枚数

・統率者

3 運命の神、クローティス

・クリーチャー(20)

1 エルフの開墾者

2 溜め込み屋のアウフ

2 桜族の長老

2 水蓮のコブラ

3 不屈の追跡者

3 永遠の証人

3 クルフィックスの狩猟者

3 不屈の神ロナス

3 迷える探究者、梓

3 ラムナプの採掘者

3 イリーシア木立のドライアド

3 再利用の賢者

3 ケルドの心胆、ラーダ

4 真面目な身代わり

4 地形形成師

4 ムル・ダヤの巫女

5 歓楽の神、ゼナゴス

6 進歩の災い

6 業火のタイタン

8 テラストドン

・ソーサリー(19)

1 ギャンブル

1 緑の太陽の頂点

1 地底の揺れ

2 自然の知識

2 壌土からの生命

3 耕作

3 木霊の手の内

3 Wheel of Fortune

4 見事な再生

4 発見の誘惑

4 スカイシュラウドの要求

4 自然の秩序

4 風景の変容

4 大量破壊

5 約束の刻

6 燎原の火

6 ジョークルホープス

7 破壊的な力

8 抹消

・インスタント(10)

1 輪作

1 俗世の教示者

1 夏の帳

2 英雄的介入

3 砕土

3 未知な領域

3 混沌のねじれ

3 内にいる獣

4 活力の力

5 火山の捧げ物

・エンチャント(9)

1 踏査

1 芽ぐみ

2 森の知恵

2 適者生存

2 死の国からの脱出

2 カルニの心臓の探検

4 ラースの灼熱洞

5 双子神の指図

6 灼熱の開放

・アーティファクト(3)

1 太陽の指輪

2 無のロッド

3 世界のるつぼ

・プレインズウォーカー(4)

2 レンと6番

4 野生語りのガラク

4 反逆の先導者、チャンドラ

5 炎の心、チャンドラ

・土地(34)

2 森

2 冠雪の森

5 山

3 冠雪の山

taiga

踏み鳴らされる地

燃えがらの林間地

隠れた茂み

ドライアドの東屋

死者の原野

溶鉄の尖峰、ヴァラクート

モスファイアの谷

根縛りの岩山

カープルーザンの森

奔放の神殿

露天鉱床

不毛の大地

家路

古えの墳墓

ダークスティールの城塞

大瀑布

樹木茂る山脈

沸騰する小湖

新緑の地下墓地

吹きさらしの荒野

血染めのぬかるみ




3.デッキの評価

このデッキのデッキレベルは5~6相当となっております。

高く見積もっても7を超えることは無いでしょう。

また高価なカード(Wheel of fortuneや適者生存など)は必須パーツではないです。

あれば便利な程度です。

このデッキは土地が34枚なのにマナアーティファクトは太陽の指輪1枚しか入っておりません。

しかし土地を探すマナ加速が17枚あります。

またライブラリーの一番上が土地であったらプレイしてよいカードが3枚、墓地から土地を場に出すカードが7枚あります。

また、点数でみたマナ・コストを確認しましょう。

1マナ 10枚

2マナ 12枚

3マナ 17枚

4マナ 13枚

5マナ 5枚

6マナ 5枚

7マナ 1枚

8マナ 2枚

マナカーブは3マナを頂点として、4マナ以下がデッキの半数を占めています。5マナ以上のカードは13枚というマナスクリューが生じにくいデッキリストとなっております。

土地1枚キープをしない限り、2ターン目も3ターン目も呪文をプレイできる構成になっています。

次に 統率者 運命の神、クローティスの評価はwikiにも載っていると思いますが、今一度。


良い所は

・3マナという少ないマナコスト

・対戦相手が4人いるため、誘発型能力の種に困らない

・破壊不能の(クリーチャー・)エンチャント

悪い所は

・能力の誘発は自分のターンに1度のみ

・盤面に影響を与えない ←重要

・ライフ以外のアドバンテージが得られない ←超重要

であると考えられます。

良い所は対戦相手にしてみたら対処しずらそうですが、悪い所がそれすらも飲み込み、対戦相手からはリスクが低いと判断されて大抵放置されてしまう内容です。

相手とのゲームスピードが相対的に遅いので、そのままではゲームになりません。

よって相手のマナ基盤をボロボロにしてこちらの土俵にのせる必要があります。

そのために大量土地破壊呪文が4枚入っています。

またアーティファクトを破壊することが出来るカードも複数枚入っています。

妨害ばかりの話ばかりしていますが、ではこのデッキはどのようにして勝てば良いのでしょうか。



4.運用方法について

勝ち手段を見てみましょう

①リセットカード+α

まずはリセットしましょう!!!!

『1.はじめに で「土地カードをEDHでも使用したい」と言ったのは何だったんだ!』

『土地並べるんじゃないんかい!』

『3.デッキの評価 の「土地を探すマナ加速が17枚」←いる?』

と思われた方もいると思います。

焦らないで落ち着て。

はい。だってね、2/2ゾンビを1体ずつだしたり3点ダメージをちょっとずつ飛ばすだけでは勝てないのですよ、相手はただの案山子じゃないんですから。(逆ギレ

リセットしてマナが無ぇ!と言わせてからが本番です。

冒頭の「土地がなければ何もできません」で悪い予感がした貴方は、すでにこちら側の人間なので擁護してください。

では「+α」の中身を見ていきましょう

・クローティス

 このカードはリセットの前に出すことをお勧めします。

 仮に顕現してても破壊不能ですので問題ありません。

 リセット後はマナ加速で差をつけるかライフを詰めていきましょう。

 ダメージ倍加エンチャントが出せば顕現まであと少し。戦闘でもライフ削ります。

・マナ加速カード

 一人だけ1歩前に出られます。

・世界のるつぼ系(+踏査系)(+露天鉱床系)

 一人だけ3歩以上前に出られます。

・英雄的介入、見事な再生、地表形成師

 一人だけ5歩ほど前に出られます。

・再びリセット

 対戦相手の心が折れます。

では、リセット出来ない場合の動きはどうしましょうか。

②(土地を伸ばして)死者の原野 or ヴァラクート

そうです。ようやくです。

前述した通り、このデッキには大量の土地を探す呪文が17枚あります。

それらで土地の枚数を稼ぎ、輪作・未知の領域・発見の誘惑・風景の変容・約束の刻でライブラリーから上の2枚を引っ張り出します。

その後、大量のゾンビで時間をかけさせたりライフを詰めて動きにくくしたり、ヴァラクートで相手のシステムクリーチャーを除去して盤面をコントロールします。

ゾンビが大量にならんだら倍加エンチャントでごり押ししてもよし、ガラクの奥義で踏み鳴らしてもよしです。

ここで土地のリストを確認しましょう。

下に先ほどの土地リストの一部を記載します。

5 山

3 冠雪の山

taiga

踏み鳴らされる地

燃えがらの林間地

隠れた茂み

そうです、このデッキには山が6種類12枚入っております。

死者の原野を含めてこの6種類の山が出ればあとは何が出てもゾンビが出ますし、追加の山で3点ダメージです。

ここでフェッチランドで持ってくるのは隠れた茂みや燃えがらの林間地です。

MTGを嗜む皆様は相手のエンドステップにフェッチを起動しますよね。

でしたら強制タップインの隠れた茂み等でいいんです。

すぐにマナが必要なときは踏み鳴らされる地をアンタップインすればいいのでtaigaも必須ではありません。あれば原野とヴァラクートの両立が容易なだけです。



5.特筆したいカード

①大量破壊・火山の捧げもの

これらのカードは1枚で複数のパーマネントを破壊することが可能です。

破壊不能はアーティファクト、クリーチャー、エンチャント、土地の4種が場になければ唱えることが出来ないカードですが、EDHではエンチャントが場になくて唱えられないことが多々ありました。

そこで、破壊不能のクローティスの出番です。

大量破壊が比較的容易に唱えられるようになります。

火山の捧げものは最大4枚も破壊できるカードです。

また、7点ダメージ2回を1体に集めることで大型クリーチャーの除去にも使えます。

この際に一時的に共闘する対戦相手と結託して、2対1対1の状況を楽しみましょう!

裏切りるときはインスタントタイミングで計画的にどうぞ!


②炎の心、チャンドラ

基本セット2021で登場したチャンドラ。

5マナ初期忠誠度5。

能力の2つが+1で1つは衝動的3ドロー、1つはショック。

ドローはリセットを探すのも良し、土地を探すのも良し。

奥義は墓地かライブラリーから赤のインスタントかソーサリーを望む枚数追放して、このターン、それを唱えても良い。{R}を6点加える。

つまりジョークルホープスが打てる。

{R}6点をマナ加速につぎ込むのも強い。

リセット前後に場に居たら頼もしいことこの上なし!


③テラストドン

言わずも知れたテラストドン。


このクリーチャーは是非、リセット後に使用して下さい。

リセット後に対戦相手のマナが伸びていれば破壊することが出来ます。

但し、一人の対戦相手に3体の象さんを渡すと相打ちしてしまうので、それはなるべく避けるべきです。

対戦相手のマナが伸びていない または 世界のるつぼ系をコントロールしているならば、

自分の土地を破壊することで、都合18点のクロックを手に入れることが出来ます。

勝ったな!がはは!



6.最後に

このデッキは使用していて非常に楽しく仕上がっております。

無限○○は入っておらず、特殊勝利もありません。

しかし、統率者のヘイトが低いため結構油断していただき、勝つことが出来ます。

妨害を重ねて想像したゲームの流れになる様子はとても楽しく遊べます。

3すくみな状況で撃つリセットに全員「え~!」とか言いながらリセットで吹っ飛んでいきます。

漁夫の利は嫌いという人も居られますが、「計画された漁夫の利は"コントロール"」です。

最近は値上がりしてきたカードもありますが、このデッキの基本的なパーツは比較的安価であることも魅力の1つだと思います。

この文章が読んだあなたに何かしらの良い影響を与えるものであれば幸いです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

最後に、墓地対策だけは簡便な!!!

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